2019年4月19日金曜日

ザク2F2型

 ザク2F2型とは、グフの開発ノウハウをフィードバックさせて改良されたザク2F型で、実質的には大戦後半におけるジオン宇宙軍の主力機かつ最重要機となる。全体で1300機前後が生産されて、ソロモン、アバオアクー戦の段階では主戦力となり、余剰したザクF2つまり従来型のザクは後方任務や艦船護衛任務に回された。コクピット周りの装甲が強化され脱出システムも向上したためパイロットの生還率は向上している。大戦末期に人気の高かった機種である。



 ではザク2FZ型とは何だろうか。実はこの機体は大戦中にMS業界に新規参入してきた○○社の製品で、ジオニック社と契約のもと、ライセンス生産によって開発されたものだ。○○社は元々ジオニック社より規模の大きな会社であり、資金も豊富であった事からMS業界参入の第一弾として総力を挙げてこの機体の開発に取り組んだ。その結果、コストは高いが高性能を誇るザクの新型機として小数の200機程度が生産された。
 性能面ではゲルググにも匹敵するのだが、細かな仕様がジオニック社のものと異なっており乗り換えを渋ったベテランパイロットが多かったため、結果的にダブつきが生じ、多くの機体が新兵に支給されるなどして無駄に浪費されていった。



 最も戦果を挙げたFZザクはサイド6のリボーコロニーでガンダムNT-1を撃破した個体であると言われている。実際には大戦中のザク系MSの中で最も高性能な機体であり、その設計思想は後にグリプス戦役で連邦軍が使用したハイザックに受け継がれた。



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