2019年4月8日月曜日

ジムについての考察

 本来、ジムは純然たる「量産型ガンダム」として開発された連邦軍の(普通に)高性能なMSであった。その初期のモデルが下の2例で実はこれらがジムのオリジナルである。これらはゲルググタイプと互角に渡り合えるMSである。


 しかし、ソロモン攻略戦とアバオアクー攻略戦が近づくにつれて連邦軍は数合わせのために大量のMSを生産する必要性が生じた。そこで開発されたのが可能な限りの簡略化を計った下の旧作モデルのジムである。これぞまさに官製と言った素っ気ない作りだったがシンプルな分、意外と信頼性は高く、比較的ピーキーだった先行生産型に比べると新兵にも扱いやすいものであった。ただし互角に渡り合えるのはザクレベルまでで、ドムやゲルググと対峙すると分が悪いものがあり、多くの戦死者を出した事は事実。後方での母艦の護衛等と言った比較的危険の少ない任務についてはいたのだが。


 戦後はうってつけである新兵の教育や訓練の用途に回され、殆どの教習所で使用されていた。この「素ジム」で訓練を受けたパイロットが合格後にジムカスタムなどを与えられたのだった。


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