アバオアクーでは戦力は均衡しており、作戦は長期化すると思われた。しかしキシリアによるギレン殺害により、ジオン内部に同様が走り、エギーユデラーズの艦隊が持ち場を離れて単独行動を開始した事から均衡が破れ、戦局は一気に連邦軍に傾いた。この混乱の中でデラーズ艦隊を始めとして、一定数の戦力がサイド3での本土決戦に向けて体勢を立て直すために比較的早期にアバオアクーを離脱した。これにより決着は1日でつく事になった。しかし肝心のサイド3では無血クーデターが成就しており、反ザビ派による連邦との和平交渉が開始されていたため、これに激怒したアバオアクーからの撤退勢力の多くが徹底交戦を主張し、いわゆる「ジオン残党」となっていった。
0 件のコメント:
コメントを投稿