2019年4月9日火曜日

ジオン海軍

 ジオンは開戦前から地球上でのMSの運用として水中戦に大きな可能性を見いだしていた。そして導き出された結論がMS4機を搭載するユーコン級潜水艦とサクマリナーで、4機のザクマリナーを搭載したユーコンがバリュートシステムによって大気圏に突入した。この組み合わせは連邦の海軍にとっては恐怖であり、多数の艦艇が沈められ、あるいは拿捕された。

 地球上でジオンが比較的速やかに領土を獲得出来たのはこれら水中戦力の働きによる部分が大きい。第一次降下作戦から約1年後にはゴッグやズゴック等が完成している。

 なお巡洋艦など通常の水上艦艇は地球上への降下が不可能だと判断され、当初より連邦軍から拿捕する事を前提としていた。そのためには水中からMSで包囲し、降伏を促すという作戦が有効だったのだ。ジオン海軍=潜水艦のイメージが強いのはバリュートシステムによる大気圏突入と潜水艦の親和性の高さによるものである。

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