2019年4月19日金曜日

開戦前のシャア

 1stの特に開戦前のシャアの行動はどちらかというとサスペンス的なタッチで描いた方が面白いだろう。つまり復讐を決意してあらゆる手段を取ってまでジオン軍に入り込むという過程はサスペンス的だからだ。その意味では幾つかの謀殺などが有っても良いのだがリアリティの有るものにしたいのとあまりにも人格的に破綻してる感じだと後のシャアに繋がって来ないという気がする。

 オリジンの本物のシャアの謀殺だが、もし仮にそれをした場合、宇宙世紀だと今で言う電子メールやSNSみたいな通信手段も有るはずだろうから、確実に本物のシャアの親にバレる事になる。0083ではニナがテレビ電話を使っているシーンも有るし。そして本物のシャアの親がジオン士官学校に連絡すれば一発アウトだ。

 なので、例えば他人の戸籍を使った成り済まし(背乗り)をしようとして、身分証等を闇業者から購入、そこを闇業者を摘発する目的で張り込んでいた潜入捜査官に見つかり逃走するも追い込まれて射殺。その数日後にテキサスコロニーを民間船で脱出くらいの方がシャアらしい。



 次に士官学校でのリノフェルナンデスの謀殺だが、シャアの覚悟を示したいのは解るがここまで行くとやや興ざめ感が有る。あくまで成り済ましを見破られて脅された結果の謀殺くらいにしておかないと後のシャアに繋がって来ない。




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