2019年4月1日月曜日

ザビ家

デギンは連邦政府の黒幕とも繋がる穏健派で、連邦からの資金援助を得てジオンズムダイクン体制の中で権力を増大し、最終的には連邦がテコ入れするデギン体制を完成させるために連邦のスパイによるジオンズムダイクンの暗殺を積極的に黙認した。このデギンザビ体制の中で連邦とジオンのコントロールされた冷戦体制を構築し旨味を得ようと言うのが彼等の当初のもくろみであった。

しかし、若くて血気盛んであったギレンとキシリアはそれを良しとせず、あくまでもコロニー国家の自主独立を目指すために連邦をサイド3から完全に排除したい考えであった。最終的にギレンとキシリアが中心となってジオン国内で実質的なクーデターが発生し、デギンは実権を失い、その周辺の連邦のヒモ付き連中も次々と排除されていき、ジオンは連邦のコントロールから外れて行く。

この新しいギレン、キシリア体制の中でさらに権力闘争が起り、両者は不仲になって行き最終的なアバオアクーでの敗戦に繋がるのだが。。

デギンは確かに穏健派では有ったが、それはイコール正義を意味するのでは無く、ギレンとキシリアはタカ派であったが、それはイコール悪を意味するのでは無いというガンダム世界特有のリアリティを演出出来たらと思う。

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