2019年5月5日日曜日

サラミス級のバリエーション

 現実世界の軍艦では○○級といっても一隻ごとに形は異なる。それと同じようにガンダム世界の宇宙戦艦についても、自由にバリエーションが有って良い。ここではサラミス級のバリエーションを考えてみた。


1)基本タイプ:オーソドックスな形で生産数は最も多い。モビルスーツ搭載能力は無く、大戦末期にはワイヤーでジム等をくくりつけて運用される等したが、格納庫が無いためモビルスーツの修理やメンテナンスがほぼ不可能であった。


2)MS空母タイプその1:ブリティッシュ作戦やルウム戦役で損傷したサラミスを空母化させて再建したもの。モビルスーツ開発計画とシンクロしている。


3)MS空母タイプその2:これも大戦初期に破損したサラミスを空母として復活させたものだが、搭乗員の生活ブロックなどを大幅に省略しており、航続距離が短い拠点防衛用に設計されたタイプでコストは安い。


4)サラミス後期型タイプ:オーソドックスな初期型とは異なる生産ラインで建造されたタイプ。側面のブリッジを主砲に変更しているが、これはソロモンやアバオアクー攻略戦を意識して艦砲射撃力を高める事を意識したものである。時代遅れとも思われた大鑑巨砲主義が大戦末期の要塞攻撃において息を吹き返したのだ。

5)長距離航行タイプ:補助ブースターが取り付けられ、航続距離が長くなったタイプで補給無しで長距離航行が可能になっている。特殊な用途に使用された。


6)モビルスーツ搭載タイプ:公式にはグリプス戦役から登場するタイプだが実はその先駆け的なタイプがジオン独立戦争の末期にも小数生産されている。画像はデッキに多数のジムを搭載しているが収容出来るMSは3機であり、ジオンのムサイが意識されている。


7)戦闘機空母タイプその1:戦前に考案された宇宙戦闘機用の空母だが、上部に対する対空防衛能力が脆弱なためモビルスーツ時代には適応出来ず、大戦の所詮で姿を消した。


8)戦闘機空母タイプその2:トラファルガーとして知られる艦で大戦前から運用されていた。当初は戦闘機用の空母であったが来るモビルスーツ時代の到来を予想しておりモビルスーツも使用可能な充分な高さの格納庫を持っている。同型艦がソロモンやアバオアクーでも確認されている。


9)輸送艦タイプ:神出鬼没なジオンのモビルスーツに備えて、輸送艦と言えども充実した武装が必要になった事からサラミス級を改造して建造されたタイプ。ソロモンが攻略されて連邦軍の要塞コンペイ島となった際にはルナツーから物資を積んだ同型艦が多数確認されている。


10)モビルスーツ簡易搭載タイプ:前方の主砲を排してモビルスーツ固定用のラックを設置したタイプ。前列には大型火器を装備したモビルスーツが配置されて、まずは主砲として機能した後に出撃すると言うモビルスーツ時代の艦隊戦を強く意識したタイプ。隠れたヒット作であり、ソロモンやアバオアクーで活躍した。


11)巨大レーザー砲搭載タイプ:ソロモンやアバオアクー等の大戦末期の要塞攻略作戦に向けて急造的に建造されたタイプで数隻が確認されている。


12)コロニー防衛軍払い下げタイプ:古くなったサラミスはジオン以外の各コロニー防衛軍に払い下げされた。各サイドごとに異なる色が塗装されていた。

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