連邦軍に充分な打撃を与えたと判断したドズルはソロモンを脱出してアバオアクーに合流する事を決意する。しかしもちろんアバオアクー方面には連邦軍艦隊が待ち構えていた。ここを中央突破して後続艦隊に脱出ルートを開こうとしたのがドズルのビグザムであった。
ドズル「遺憾ながらソロモンを放棄する!」
下士官「は!しかしアバオアクー方面には連邦の一個大隊が展開しております!」
ドズル「私がビグザムで脱出ルートを開く!護衛のモビルスーツ隊を集めろ!」
下士官「了解しました!」
ドズル「2個小隊で良いぞ!私の後ろで連邦のハエどもを叩き潰してくれれば充分だ!」
こうしてビグザムと数機のモビルスーツによる連邦軍艦隊に対する特攻にも近い中央突破が行われた。
これを見ていたのがホワイトベースのアムロ隊だった。
アムロ「あ、圧倒的じゃないか!」
ここでビグザムに攻撃をしかけたのが、アムロのガンダム、スレッガーのコアブースター、ホワイトベース艦載機のジムコマンド1機だった。
ジムコマンド「こいつは戦艦と同じだ。取り付いちまえばこっちのもんよ!」
スレッガー「うかつに近づくな!」
この直後、ビグザムの対空バルカン砲によってジムコマンドが大破する。
これに怒ったスレッガーがビグザムに特攻をかけ、最終的にはアムロのガンダムによってビグザムは大破し、ドズルは死亡する事になる。ザビ家きっての武闘派であるドズルをしとめた事はアムロ最大の戦果の一つと言われる事になる。
いずれにせよ、このドズルの特攻によって連邦の艦隊は大きな損害を受け、ソロモンのアバオアクー方面に大きな穴が出来て、そこをジオンの艦隊がアバオアクーに向けて脱出していった。連邦軍としてはソロモンの占領が目的であったため脱出する部隊の追撃は行われず、かなりの戦力がアバオアクーに辿り着いたと言われる。
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