2019年5月12日日曜日

リノ•フェルナンデス

 誤解されやすいがシャアがジオン軍に入った動機は単なる復讐だけでは無い。それだけならジオンに一市民として潜入し非合法な暗殺者になる道も有ったからだ。シャアの究極的な野望は父ジオンの名を騙る独裁者一家からジオンを取り戻す事であった。つまり権力闘争である。そしてそのためには自分がキャスバルで有るという事を段階的に知らしめて行き、最終的にダイクン派を取り組む必要が有った。ただ残念ながらジオン独立戦争はそのステージの前段階で終了し、シャアはザビ家打倒という復讐劇を果たすに留まっている。

 ここでリノ•フェルナンデスだが、シャアの正体を見抜いたリノにシャアは動揺したが、次の瞬間にある事を閃いて、このように言った。「リノ。一回死んでみる気は無いか?」暁の蜂起を利用してリノを戸籍上死んだ事にし、自らが権力を掌握するためのエージェントとして利用しようと言うのだ。この考えに飛び乗ったリノは暁の蜂起で無人の戦車を連邦軍に突入させ、自らの死亡を偽装した。

 そしてシャアの指示通り、当時ランバラルの下で諜報活動を行っていたクラウレ•ハモンに連絡を取り、ハモンを介してランバ•ラルにキャスバル•レム•ダイクンがシャア•アズナブルとして生きている事を知らせるのだった。この情報は大戦中はハモンとラルの間だけの極秘情報として扱われ、残念ながらダイクン派としての旗揚げ前に彼等は死亡してしまう。シャアは勿論、ザビ家が健在の間は表立ってランバラルと連絡を取ったり会う事は難しかった。その時に間に入ったのがリノだった。

※)ランバラルはジンバラルと共にある程度の年齢までキャスバルとアルテイシアの面倒を見ていたので、ホワイトベースでセイラをすぐにアルテイシアと見抜いている。そういう中でマスクをしているとは言え独特の物腰のシャアにピンと来ても良さそうだし、逆にシャアの方もかつてのダイクン派だったランバラルを完全スルーするのも不自然。内々に共闘していたとした方がスッキリする。ガルマが死に、その責任を問われたシャアが除隊処分となった時、ラルは「フッ、あいつめ。やりおったな。」と言った。


 その後、リノはハモンの手引きで開戦直前にロベルト名義の軍籍を取得し、ジオン軍に復帰している。グリプス戦役でクワトロ大尉(シャア)の部下として働いたロベルトとアポリーのロベルトだが、アバオアクーでシャアと再開し、アポリーとゲルググに搭乗しジオングの護衛を行っている。(ただし途中で脱落)

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