2019年5月10日金曜日

ギレンのイメージ

 今までの作品ではギレンは取りつく島も無いような悪役チックに描かれているがそれだとリアリティが出ない。むしろ知的ではあるが神経質でキレやすい感じを出した方が中身と外見のイメージが合う。だいたい下のような感じだろう。


 また、オリジン版ではややプロポーションが悪くなっているが、これでは風格が出ず、いかにも小物然とした感じだ。やはりギレンは威風堂々としたプロポーションで描いた方が迫力が出る。図体はデカいがやや神経質で小心な所も有る故に過剰に攻撃的になる。そういうキャラが良い。知性が高いので思想的で論理的かつ饒舌であり、エギーユ•デラーズ等のシンパはそうした所に惹き付けられたのだろう。オリジンのデギンの台詞で「ダイクンの怨念が乗り移った」はかなり正確にイメージを捉えている。狂気から戦争が始まるという事を表現したかったのではないかと感じる。ギレン•ザビはギレン自身やそのシンパにとっては優れた思想家だったのだろうが、デギンのような年齢の人間から見ると厨二病でしか無いという感じだ。モメ事を起こすのはだいたいそういう人間である。作中でスペースノイドの自治独立について論じたギレンの著書なんかが有ると良い。やはり総合的にはヒトラーに通じるものが有る。


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